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みさと協立病院・精神科病棟の歩みは、1980年に代々木病院に精神科病棟が開設されたところから始まります。1986年に旧みさと協立病院へ精神科病棟が移転し、1990年に現在の地へ新築移転しました。
当院の精神科は開設以来、「開放病棟医療」をベースとして、精神障害者の人権擁護、短期入院、精神科リハビリテーション、地域ケアのポリシーで運営してきました。病棟では、急性期の患者さんもできるだけ開放病棟で療養し、患者自治会など患者同士で援助し合う治療的雰囲気づくりを心がけてきました。
外来・地域では、デイケア、共同作業所、グループホーム、患者会、家族会などと連携し、「地域生活を支援する」医療福祉を進めてきました。
2018年3月末をもって当院精神科病棟を「休止」しました。その後は外来と地域生活支援に重点をおき、医療を実践しています。私たちの実践の姿を次の4点に分けてご説明します。
私たちは精神科研修がすべての初期研修医にとって重要な意義を持つと考え、可能な限り受け入れてきました。精神科の臨床は、障害の有無や程度に問わず、社会的立場を問わず、すべての方と向き合っています。また、院内や地域で活躍する多職種との協働を大切にしています。これはすべての診療科に通底する、重要な理念であると考えます。精神科を希望する研修医はもちろん、身体科を希望する研修医にも、こうした精神科の臨床を経験してもらい、今後の医療活動にその経験を活かしてもらいたいと思っています。
2018年3月末の精神科病棟休止以降は、精神科デイケア、訪問診療、訪問看護を中心とした地域の臨床現場や、内科病棟リエゾンなど多職種チームでの医療活動を重視したプログラムを組んでいます。
午前 | 午後 | |
月 | デイケア | デイケア |
火 | 病棟リエゾン回診 | デイケア 医局カンファ |
水 | デイケア | 新患陪席 |
木 | デイケア | 病棟リエゾン回診 |
金 | 訪問診療同行 | 訪問看護同行 多職種カンファ |
土 | 外来陪席 |
デイケアで最初は利用者さんと何を話していいのかわからなかったし、何を学べばいいかわからなかった。そのような中で、利用者さんから話しかけて下さることが多く、趣味の話や最近の悩み事など、私がいつもしているような話だったので安心し、最後の方は自然に話すことができた。
これまで精神疾患について教科書にある急性期の症状等の知識しかなかったが、デイケアで地域の中で生活する患者さんと関わる中で、急性期が過ぎた後も疾患と共存するためにどのような治療(プログラム)が行われているかを知ることができた。
(初期研修医 Y)
精神科リエゾン回診では、回復期リハ病棟でのコンサル対応で、不眠、せん妄、幻覚妄想、過鎮静などを経験させていただきました。まったく病識がない患者さんを担当させていただくなど、初めて経験することが多かったです。
(初期研修医 K)
新患外来に陪席させていただきました。1 時間近く診察に時間をとり、家族構成、患者さんが望んでいることなど丁寧に聞き取りをされていました。患者家族や施設職員同席で本人以外からの情報も必要不可欠だということもわかりました。
(初期研修医 N)
当院では「精神科に興味がある」「精神科の医療現場を体験したい」「どのような治療を行っているのか見てみたい」と思われている医学生の皆さんの病院実習(見学・体験)を受け入れています。精神科医療の様々な現場に入ってもらい、そこでおこなわれている医療を知ってもらう実習を行っています。学年に応じた実習を行い、低学年の方も受け入れております。お気軽にご相談下さい。
病院実習は平日に随時お受けしております。お申し込みフォームから希望の日程と実習したい内容をお送りください。申し込み確認後、担当者からメールにてご連絡させていただきます。
実習お申し込みフォームにお進み下さい。
担当部署/担当者名 | 医局事務局 榎本 |
電話番号 | 048-959-1811(代表) |
メールアドレス | mi_ikyokujimu@tokyo-kinikai.com |
医療法人財団 東京勤労者医療会
みさと協立病院
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TEL:048-959-1811(代表)