当院では医師の指示のもと、1日最大3時間のセラピストによる個別リハビリと、看護師・介護福祉士による日常生活動作の支援を通して患者様の目標達成に取り組んでいます。また、必要と判断される場合、退院前にご自宅にお伺いし福祉用具や住宅改修について具体的なご提案をしています。在宅でのサービス利用時には担当者で合同カンファレンスを開催し病状・治療経過及び退院後の生活を具体的に共有しています。
リハビリテーション部内はもちろん医師や看護師らとの連携を密に取っており、患者様一人一人に対してカンファレンスや症例検討会などにも力を入れています。
病院全体のチームにもリハビリテーション部のスタッフは積極的に関わっています。
- 栄養サポートチーム(NST)
栄養状態の優れない患者様に対して、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・歯科衛生士・リハビリスタッフ等の専門チームが、栄養状態改善のために定期的に回診・カンファレンスを行っています。
- 感染コントロールチーム(ICT)
院内の感染予防および対策として、医師・看護師・薬剤師・検査技師・セラピストなどが院内巡視や対策の検討を行っています。
- 褥創対策
皮膚科医師・看護師・セラピストなどで回診を行いながら患者さんの褥創治療の方針の検討や、マットレス、ポジショニング、栄養状態、運動量などを検討しています。
- 医療安全
- 認知症ケア
退院後も継続的なリハビリテーションが必要な患者様に対して、訪問リハビリや外来リハビリを実施しています。
法人内に訪問診療を行う医師や訪問看護ステーションの看護師、居宅介護支援事業所のケアマネジャーも在籍しているため、在宅でも多職種との連携は取りやすい体制が整っています。(詳しくはこちら)
必要に応じて退院前に自宅に伺い、患者様一人一人にあった福祉用具や住宅改修などのアドバイスをしています。また、退院数ヶ月後に福祉用具や住宅改修は適切だったか、どのような生活を送っているかなどの退院後調査を行っており、スタッフの力量向上に努めています。
入院当日に転倒・転落予防のためリハビリテーション部スタッフと病棟看護師・介護福祉士と「日常生活動作評価」を行い環境調整や日常生活の自立度・介護方法の統一などを行っています。また、患者様の転倒があった場合には「転倒対策ラウンド」を実施し、再転倒を予防するための対策をチームで検討しています。
実際に食べて飲み込む様子をレントゲンで確認する検査です。治療や食形態の調整に役立てています。
言語聴覚士、医師、放射線技師を中心としたチームで検査を行っています。
脳卒中後の下肢装具や手のスプリント、切断後の義足作成なども必要に応じて介入しています。
義肢装具士が定期的に来て、リハビリテーション部スタッフと共に採型や作成に携わっています。
入院中や退院後に必要となる車椅子や歩行補助具、入浴補助具などの福祉用具の選定も行っています。