- 脳卒中などの中枢神経系の疾患
- 骨折、変形性関節症などの整形外科疾患
- パーキンソン病や脊髄小脳変性症など変性疾患
- 透析治療をされている患者様(腎臓リハビリテーション)
- 肺炎や慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患(呼吸リハビリテーション)
- 内科疾患や外科手術後の廃用症候群
- 下肢切断後に義足を作成して訓練を行う患者様
その他、様々な疾患に対するリハビリテーションを実施しています。
脳血管Ⅰ、運動器Ⅰ、呼吸器Ⅰ、回復期リハビリテーション病棟入院料2
- 回復期リハビリテーション課:回復期リハビリテーション病棟
- 総合リハビリテーション課:地域包括ケア病棟・障害者等施設病棟・外来
- 訪問リハビリテーション課:院内訪問リハビリテーション事業所・訪問看護ステーション
理学療法士(PT) | 作業療法士(OT) | 言語聴覚療法士(ST) | |
回復期リハビリテーション病棟 | 13名 | 6名 | 3名 |
障害者等施設病棟 | 4名 | 2名 | 2名 |
地域包括ケア病棟 | 2名 | 1名 | 2名 |
外来リハビリテーション | 兼任 | 兼任 | 兼任 |
訪問リハビリテーション | 3名 | 1名 | 兼任 |
合 計 | 24名 | 10名 | 7名 |
総勢42名の理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士が1人1人の患者様の身体機能やニーズなどに合わせてリハビリテーションプログラムを提供しております。
病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある方に対し、寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行練習を中心に運動機能の維持・改善を目的に運動療法、物理療法などを行う治療です。
当院では脳卒中や整形外科疾患のアプローチに加えて呼吸リハビリテーション、腎臓(透析)リハビリテーションも行っています。また、不整地歩行練習、公共交通機関利用の練習、階段昇降練習、自転車走行、各種義肢装具作成、福祉用具選定なども患者様のニーズに応じて介入しています。
関節に制限をきたした方に対し生活に支障が出ない範囲の関節可動域維持・向上、二次障害予防、筋力向上のために行います。
転倒予防、歩行能力向上のために、坐位・立位・四つ這いなどのバランス練習を行います。
退院後の生活に合わせて、歩行補助具の選定や、効率のよい歩行を目指し練習を行います。
身体又は精神に障害のある方に対してその主体的な生活の獲得をはかる為、 諸機能の回復・維持開発を促す作業活動を用いて行う治療です。 作業活動とは、食事、排泄、入浴、家事、外出といった日常生活の諸動作や、仕事、趣味など人間の生活全般に関わる諸活動のことをいいます。 編み物、ぬりえ、籐細工など趣味活動を利用した精神機能の賦活、高次脳機能障害への介入、仕事復帰援助なども行っていきます。
上肢の筋力向上、可動域の維持・改善、巧緻性向上、麻痺の改善などを目的に様々な用具を用いて練習します。
退院後の生活を想定して、更衣・トイレ・入浴・食事・整容などの基本的な日常生活動作の獲得や代償手段の提案を行います。
必要に応じ調理・洗濯・掃除・買い物などの応用動作を退院後の生活を想定しながら練習します。
高次脳機能障害(記憶、注意、遂行、機能障害など)に対する練習をします。
脳血管障害や神経疾患などの原因により生じる、コミュニケーションの障害*1やお食事に関する障害*2に対し治療をおこない機能の維持・改善、代償手段の獲得を目指します。また当院では退院後の患者様に対し、外来・通所・訪問でのリハビリの継続も行っており、在宅生活のフォローアップも大切にしています。
*1 コミュニケーション障害とは、言葉がうまく話せない・わからない(失語症)、呂律が回らない(構音障害)などの他、記憶や物を考える機能(記憶障害・注意障害・遂行機能障害等の高次脳機能障害)の症状のこと。
*2 お食事の障害とは、噛めない・飲み込めない・ムセる等嚥下障害のこと。
(言語訓練)
ことばが思い出しにくい・思い通りに話せない、何を言われているのかよく理解が出来ない、といった話したり聞いたりすることに加え、文字を書いたり読んだりといったコミュニケーションの練習を行います。
(発声・構音訓練)
呂律がうまく回らない方に対し、唇や舌の運動やその適切な使い方、声の出し方や実際に文章を音読したりといった訓練を行います。
(嚥下訓練)
食べる楽しみを取り戻すために、口・舌を動かす練習や嚥下訓練食を用いて段階的に食べる練習を行います。患者様一人一人に応じたお食事の提案をしています。また、必要に応じてVE(嚥下内視鏡検査)、VF(嚥下造影検査)を行い、より詳細な評価をすることが出来ます。のどを動かす筋肉への治療法として電気刺激療法も取り入れています。